Kaede

作成日: 2023-01-23
更新日: 2023-01-27

「iCloud の高度なデータ保護」でプライバシーを保護する

2023 年 1 月 24 日追記: iOS 16.3 が配信され「iCloud の高度なデータ保護」が利用可能になった

Apple が昨年発表した「iCloud の高度なデータ保護 (Advanced Data Protection for iCloud)」は、今週配信予定の iOS 16.3 で全世界で利用可能になるとみられる。

プライバシー保護に有効で EFF なども賞賛しており、すべての人にこの機能を有効にしてほしい。

iCloud の高度なデータ保護の概要

iCloud の高度なデータ保護を有効にすると、エンドツーエンド暗号化対象のデータカテゴリ数が 14 から 23 に増える。

iCloud バックアップ、iCloud Drive、写真、メモなどが暗号化対象になり、ユーザーのプライバシーがより強固に保護される。

ただし、iCloud メール、連絡先、カレンダーの 3 件のデータカテゴリは相互運用などの理由で暗号化対象にならない。

メール、連絡先、カレンダーのプライバシー保護を強化したい場合は、ProtonTutanota の利用が推奨される。

iCloud の高度なデータ保護を有効にする方法

iCloud の高度なデータ保護を有効にするには以下の要件を満たす必要がある。また、管理対象 Apple ID とお子様用アカウントは対象外。

iPhone または iPad の場合

  1. 「設定」を開く
  2. ユーザー名をタップし、「iCloud」をタップ
  3. 「高度なデータ保護」をタップし、「高度なデータ保護をオンにする」をタップ
  4. 画面の指示に従って高度なデータ保護を有効にする

Mac の場合

  1. 「システム設定」を開く
  2. ユーザー名をクリックし、「iCloud」をクリック
  3. 「高度なデータ保護」をクリックし、「オンにする」をクリック
  4. 画面の指示に従って高度なデータ保護を有効にする

参考